⒈ワクチンを接種する
インフルエンザに注意が必要な季節になってくると、できる限りかからないようにするために普段からの対策が肝心となります。
万が一かかってしまった際の適切な対応も必要となることでしょう。
一番重要だと言われているのはワクチンです。
インフルエンザは例年であると11月上旬ごろから発生が始まります。
その後1月下旬ぐらいから2月にピークを迎え、4月上旬ごろまでには多くの場合流行は収束します。
日本の場合には毎年1000万人以上がインフルエンザを発症するといわれていて、年間に1万人前後が亡くなっています。
→インフルエンザへの理解を深め、正しい知識や予防法を身につけましょう!
症状は長引くケースも多いので、油断することはできません。
有効な手段の一つとしてワクチンの接種が挙げられます。
⒉予防効果が期待できるのは接種をしてから2週間後から5カ月程度
季節性のワクチンの場合には、予防効果が期待できるのは接種をしてから2週間後から5カ月程度までです。
特に高齢者や様々な疾患を持つ人、乳幼児は予防接種が進められています。
一般的にワクチンはそのシーズンに流行が予測されているウイルスに合わせて製造されているので、十分な免疫を保つためには毎年接種を受けた方がよいでしょう。
流行の拡大を防ぐためにも毎年改良がなされていて、近年では4種類がふくまれるワクチンが導入されています。
実際に医師の9割以上がワクチン接種を推奨しています。
⒊人混みや繁華街への外出は控える
そのほかにインフルエンザにかからないための対策としては、まず第一に人混みや繁華街への外出は控えましょう。
主な感染経路として考えられていることは飛沫感染です。
つまり感染している人が咳やくしゃみをした時にウイルスを含んだしぶきが飛び散ります。
これにより周囲にいる人たちは、鼻や口からウイルスを吸い込むことにより感染してしまいます。
インフルエンザが流行する時期に突入したら、特に高齢者や乳幼児、基礎疾患のある人は、できる限り人混みや繁華街には出かけることのないようにしましょう。
どうしても外出しなければならない場合には、マスクの着用が一つの防御策となります。
そして外出後の手洗いうがいは欠かすことはできないでしょう。
⒋適切な湿度を保つことも大切
手を洗うことで手や指などの体に付着したウイルスを除去することができます。
インフルエンザだけではなく様々なウイルスの予防の基本となるものです。
外出後の手洗いやうがいは一般的な予防のためにも奨められているので、毎回忘れることのないようにしましょう。
そして適切な湿度を保つことも大切です。
空気が乾燥するとのどの粘膜の防御機能が低下します。
これによりさまざまな感染症にかかりやすくなるといえるでしょう。
乾燥しやすい室内の場合には、加湿器などを使うなどして、50パーセントから60 パーセントほどの適切な湿度を保つように心がけましょう。
また日ごろから体の抵抗力を高めるためにも、十分な休養とバランスの取れた食事をとることを心がけたいところです。
このように自分ができる対策はたくさんあることがわかります。
できる限り感染しないようにするためにも、そして感染して周りの人に移さないようにするためにも、日ごろから予防に努めましょう。
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